ウマ娘 プリティーダービー #1 #2

馬主と揉めて頓挫しかけた企画だと記憶している。冒頭の電車のシーンで甲高い裏声ではしゃぐテンプレな天真爛漫ぶりにうんざりして早くも再生停止。前期の宇宙よりも遠い場所で主人公がいきなり号泣したところで切ったのと同じパターン。掴みでとりあえず池沼アピールみたいなの止めて欲しい。監督さん達は一体視聴者のどこに刺さるつもりでこういう演出をするんだろう。
競馬を長編アニメとしてどう料理するのかは気になっていたので、コメントの助けを借りるべくニコニコ動画でもう一度挑戦。冒頭のシーンを我慢して乗り切って視聴を続ける。ウマ娘の名前が明かされるのに合わせて、元ネタの競争馬にまつわるドラマや悲劇の再現を期待(危惧)するコメントが付くようになってようやく分かってきた。擬人化は必ずしも本筋ではなく、異なる時代の競争馬を一堂に勢揃いさせて走らせるところが肝なのか。名馬が背負ってきた歴史を再構成して見せる、つまり競馬の歴史そのものが原作だというなら、それは確かに頭だけで考えたシナリオとは違う面白さを期待できる。前期のりゅうおうのおしごと!が実在の棋士をモチーフにしたのと一緒だ。競争馬のことは全く知らないのでタグを頼りにそれぞれの記事を読んで感心したり涙ぐんだり忙しい。やってることはただの徒競走でも競馬を元ネタにする意味はちゃんとあるというか、むしろ競馬ありきの企画になってて良かった。
草生えるじゃなくて芝生えるとか、あら^~の代わりにヒヒ^~ンといった専用コメントも既に開発されていて面白い。アイドル要素はよく分からないけど基本は真面目なスポーツものらしいので観続けてみたい。