ゴブリンスレイヤー #12(終)

さすが最終回、のっけからゴブリンロードが喋り出す。
一般ゴブリンとの集団戦は人間側が優勢のまま押し切る。ここへ来て等級の高い冒険者達の見せ場が到来、ゴブリンスレイヤーの地道な攻めとは対照的に派手でヒロイックな立ち回りが繰り広げられる。この作品の味からは随分外れるが、まあ最終回だし。「これでもくらえ」はT&Tリスペクト。
ゴブリンロード戦は劣勢で、ゴブリンスレイヤーあわや死すというところで女神官登場。プロテクションの二枚重ねでゴブリンロードの動きを封じて殺す。うーん、ちょっとお手軽過ぎない? 敵が静止していることを成功条件としても一枚出して衝突したら背後にもう一枚という感じで簡単にできてしまう。ゲームバランス的に問題起きそう。
勇者一行がゴブリンスレイヤーのことに少しだけ言及する。そして三人は空を見上げるわけだが一体何を見ているのか。記号的で無意味な動き。
最後はゴブリンスレイヤーが素顔を見せて締め。鼻から上はフレームアウトして視聴者は見せてもらえず。
最後のナレーションが端的に示しているが、彼はゲームマスターとの交渉によって結果を引き出す種類のプレイヤーであって、ダイス運に賭けることを良しとしない。ゲームマスター視点では相当面倒くさいプレイヤーであることは間違いない。