少女☆歌劇 レヴュースタァライト #7

なな純那回。二人とも形式上はまだオーディションに加わっているけれど、役柄上どうしても裏方や取りまとめに携わることが多いため実質脱落してる雰囲気がある。だからこそかえってキャラが立っているというか、クラスの状況を俯瞰して見ている立場が頼もしい。二人の仲の良さもいい。
と思っていたら1年生のときの舞台にななが執着するあまり、終わった舞台の再演を望んでしまう。これは分かる話で、映像作品と違い舞台は本当にその時その場にしか存在しない一度きりの体験。だからこそ尊くもあるし価値がある。何度再演を繰り返しても望む眩しさへななが到達できないこと自体が舞台の一回性を証明している。何度オーディションに勝利してもななが物憂げなのは、この行為が不自然で舞台への冒涜であることを察しているのだと思いたい。
そして永劫回帰を壊すものとしてひかりが立ち現れる。ななはひかりを加えてさらなる眩しい舞台を目論む。二人の一騎打ちを次回に期待させるかのような構成だが、実のところ二人はより良い舞台という同じものを目指しているはずなのだ。