オーバーロードIII #9

バハルス帝国皇帝ジルクニフはアインズに謁見しナザリックの圧倒的な力を正しく感じ取りながら、人類の総力を挙げて存亡の危機を乗り越えるために戦うことを決意する。アインズの方はと言えばいつでも滅ぼせる相手に対してさしたる警戒も無く、ジルクニフからの同盟の申し出も快諾する。どう転ぼうと後からどうとでもできるのだから気にならないとしても仕方ない。
今回この話で一番の怪演を見せたのがフールーダで、自分が扱えるより遥かに上位の魔法を目の当たりにして人格者の態度が剥がれ落ち探求者としての欲望を剥き出しにする。魔法の真髄をナザリックから学ぶためなら人類も何もかも捧げる勢い。なかなか魅力的な人物で、今後の活躍が期待される。