ISLAND #12(終)

玖音こそが切那と愛を誓い合った冬の凛音で、夏の凛音はその娘だった。玖音と切那は再び結ばれてとりあえずハッピーエンド。かつての凛音と子供切那の問題はまだ解決してないが、少なくとも凛音が暴龍島へ漕ぎ出して水死する展開については切那が全力で阻止するだろうから多分大丈夫だろう。三人の物語としてはそれでよし。
タイムマシンだと思っていたものは実は内部の時間を停止させて未来へ到達するものだった。さらにこの世界は一定周期ごとに滅んで同じ歴史を繰り返す永劫回帰の輪の中にあった。そこから導ける結論はいくつかある。

  • 過去には戻れないので、過去を救うことは諦めるしかない。
  • 切那がもう未来へ飛ぶ気がないなら、今回の歴史の中で幸せに暮らして終わることになる。
  • 歴史が変わったので次の世界ではもう同じ悲劇は起きないという解釈があるが、永劫回帰の仕組みが不明なので案外何事もなかったように寸分違わぬ歴史が強制的に繰り返されるかも知れない。
  • まあこれ以上の掘り下げはゲームをやってくれということだろう。