ちおちゃんの通学路 #1

主人公はコミュ症気味の女子高生。その彼女が通学路で遭遇する出来事に焦点を絞った日常系非日常アニメ、なのかな。会話もろくにできないのに長台詞で内心をまくし立てる感じは好き。とりあえず視聴継続。
ただ主人公の行動には抵抗を感じる部分がある。一般家屋の屋根を走れば相応のダメージを与えるし、サラリーマンが母子に嫌味な態度を取ったからといって無関係の主人公が暴力を加えていいわけはないし、時間つぶしでコンビニのトイレを占領するに至っては極悪と言わざるを得ない。どうも年齢を重ねるにつれこういう反社会的描写が許容しづらくなってきている。
番組側に立てばこれはフィクションだから、ギャグだから、可愛いからという理由で大目に見るべき要素だろう。サラリーマンについてもあれは悪事を働いた者が報いを受けるという文脈上の舞台装置に過ぎない。だがそれなら主人公が数々の反社会的行動を取りながらしっぺ返しを受けてないのはバランスを欠いているとも思う。