はたらく細胞 #9

オープニングが2番の歌詞で、歌手がキラーT細胞とマクロファージに交代。こっちもなかなかいい。
胸腺の話。骨髄で生産された造血幹細胞がここで教育を受ける。免疫細胞として適切な応答ができない細胞はアポトーシスで自殺。生き残って出ていったナイーブT細胞がその後樹状細胞によって活性化されるのは3話でやった通り。
今回の話では教官としてキラーT細胞が出てくるが、胸腺には教育担当として樹状細胞やマクロファージはいてもキラーT細胞はいないはずなので、ここはなんというか物語性のために嘘をついたのだろう。
キラーT細胞・ヘルパーT細胞の幼少期から容姿の変わらない樹状細胞に「何歳だよ」とコメントが付いていたが、実際の寿命はキラーT細胞が1~2週間なのに対して樹状細胞は3~5日。ちなみに赤血球は120日。好中球に至ってはたったの1日で、3~4日生きる血小板より短命。マクロファージは数ヶ月生き延びる。さすがに最も古くから存在する免疫細胞の一つだけあって格が違う。
ワンカットだけど血小板が白血球にくっついて遊走するシーンが好き。自力では動けない血小板が炎症などの現場に白血球に連れて行ってもらうための仕組みが肩車で表現されていて可愛い。