3話を迎えて観る側としても安定してきたというか、何が得意で何がそうじゃないか分かってきた。雄々しい声で乙女の恋を叫ぶ勢いがとても好き。
原作漫画が4年前に終わっていたことを知った。4年を経てアニメ化にこぎつけた経緯は謎だけど、とりあえずは感謝の念に堪えない。まあアニメ化の企画自体は掲載中に始まってたのかも知れないし、予想以上に難航して諦めようとしたタイミングで何故か枠を掴めたのかも知れない。だとしたら案外二度とない奇跡的な作品なのかも。
キャラクターが安定しているのはとてもいい。桃拾は何も考えてない天然なのが確定したけど、不器用でも諦めず善意を糧に行動するところは株を上げたし、さきの好意に値する男だと思う。ただ分からなかったときにとりあえず頷いておく癖が、いずれ何らかの禍根を生むことを期待している。
マネージャーの矢茂が熱い情熱と計算高さを兼ね備えた有能というのは意外なサプライズだったが、その結果次回でテレビデビューするようだし素晴らしいスピード感。
作風的に悪人が居なさそうな感じが濃厚なので、黒幕感を醸し出してる兵衛は単に桃拾のために行動してそうだし、柄の悪いココロちゃんもED絵を見てるとただの小悪党のような気がしてくる。
一歩引いて見ると、これは女性がイケメンに変身してBL関係を結ぶという願望を実現する作品でもあるのか? そういう妄想の対象になるイケメンがこんなビルダー体形である割合は低いと思うけど、首から上だけ見ればしゅっとしたイケメンだし。
ひっそりと何やかんや