スペがススズの快復ばかり気にしてレースを落とす話。グラスワンダーがちょっと怖い感じに描かれてるところが面白い。
炬燵で新年会。冬の私服も可愛いが、脱いで揃えられたブーツまで描写されていて感心する。作劇的にはもちろん必須ではないが、こういうディテールを積み重ねることが作品世界のリアリティを支えていく。
作中でさらっと流されているウィンタードリームトロフィーに出場しているのがシンボリルドルフ(1981-2011)、ナリタブライアン(1991-1998)、オグリキャップ(1985-2010)といった時代ごとのレジェンド達でウマ娘ならではだな~と思いきや、このウィンタードリームトロフィー自体がJRA公式の「夢の第11レース」という、過去の名馬が勢揃いする架空レースを元ネタにしているらしい。
ここからのサイレンススズカの走りは歴史には存在しない。ただしレース自体は完全なアニメオリジナルの展開ではなく全体的な流れは史実をなぞることが予想される。その上で、もしこのレースにススズが加わっていたらという競馬ファンの夢想を形にしていくのだろう。
ひっそりと何やかんや